寒空の下に

Final Paper を教授のもとに持っていく途中

車の下にいる一匹の猫を発見した。


よく見ると、猫はタコベルの袋をごそごそと漁っている。

お腹が空いているのだろう。

だけど、気温－11℃・体感気温－18℃の中では、タコベルはカチカチになっていて美味しくないに違いない。

そう考えたら、その猫に何かあげたくて、でも、あげることもできなくて、その子が無事に寒さと飢えを凌げることだけを願ってその場を去った。

大の猫好きだからってのもあるけど、野良猫（野良犬も）にはとても弱い。あんなシーンを見せられたら、拾って一緒に暮らしたくなって、胸が締め付けられる。


教授に提出をして帰るとき、気になって猫を探してみると、車があった場所に車は無く、猫の姿も無かった。

そこにあったのは、タコベルの空の袋。

ちゃんと食べれたのかな？

食べれているといいのだけど…。

冬眠をしない猫は、カーニーの冬をどうやって生き抜いているのだろう？